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【最新版】髪質改善に失敗?!実は危険?徹底解説します!
喜多 仁志
2021.06.18
今美容業界で話題となっている
“髪質改善トリートメント”
美容業界で髪質改善メニューが流行りはじめて5年ほどです。
美容業界の歴史からすると、かなり浅いです。
浅いがゆえに、
現在髪質改善最先端の美容室でも現在行っている施術が本当に正しいのかはわからないのが事実です。
もちろん、髪の毛の状態はよくなることが多いです。
髪質改善で一番危険なのは、
髪質改善をする美容師さん多くはトリートメントの
一種だと認識して施術していることなんです。
特に失敗が多い髪質改善メニューは酸熱トリートメントです。
これをトリートメントと勘違いしている美容師さんに施術されてしまうと
失敗される確率はほぼ100%
酸熱トリートメントは名前こそトリートメントとつきますが、列記としたケミカルな薬剤です。
使い方を間違えれば、普通に痛んで失敗します。
そもそも髪質改善トリートメントとは??
髪質改善トリートメントの正式名称は
「酸熱トリートメント」という酸性の成分を使ったもの。
髪質改善はグリオキシル酸などの酸性成分を毛髪内のアミノ基と反応させ新たに架橋結合をつくる。
「架橋結合」という結合が新たに増える事で、毛髪内部が強化され、ハリコシが復元!! 切れ毛も減少しツヤを感じる様になるトリートメントです。
髪質改善の別名
【酸熱トリートメント】とは文字通り、【酸】と【熱】によるトリートメントです。
髪の毛は肌と同じ弱酸性です。小学校の理科で習ったように、酸性の反対はアルカリ性ですよね?髪の毛はこのアルカリによってダメージが進んでしまうんです。
アルカリがなぜダメージを進めるのか?
上の図のように健康な髪の毛の正常なphは4,5~5,5の弱酸性です。
髪の毛はアルカリ性の物に触れたり浸せたりすると、表面の鎧の役割をしているキューティクルという所が開きます。
キューティクルが開くと、髪の毛の栄養分を閉じ込めている扉が開く事になるので、髪の毛の内部の栄養分が流出します。
ちなみにシャンプーでカラーの色落ちが進むというのは、シャンプーの界面活性剤(洗剤)の強さ(洗浄力)も理由としてありますが、そもそも水道水のphが約5,8~8,6で、髪の毛のph4,5~5,5より高いので、キューティクルが開いてカラーの染料が落ちるのは当然ですね。
アルカリがダメージさせるのなら、酸性で守ればいい。
アルカリがダメージの原因となるのは、今となってはお客様でも知っている事実です。あり得ないとは思いますが、もし担当の美容師さんがその事実を知らないのであれば、あなたの髪をどんどん痛めている可能性があります。(場合によってはアルカリ施術が必要な髪質、デザインもあります)
先ほど記述したように髪の毛は弱酸性なので、同じ弱酸性のタイプ(もしくは酸性のタイプ)の薬剤でカラーやパーマを施術してあげればいいのです。これは近頃の美容師業界でも浸透してきている施術方法です。
酸性の薬剤はキューティクルを開かず、むしろキューティクルを引き締めてくれるので、髪の毛の内部にある栄養分はあまり流出しなくて済みます。(ダメージが少ないです)
そこで注目されてきているのが酸トリートメントです。
酸トリートメントの種類
今美容師業界で使用されている主要な酸トリートメントは、
1、グリオキシル酸
2、マレイン酸
3、レブリン酸
4、サリチル酸
5、グリコール酸etc…
あげていくとキリがないですが、数多くの種類が存在し、それぞれ役割も違います。ある程度の酸をまとめてジカルボン酸と呼ぶ事もあります。その中でも、髪質改善でよく使用されているグリオキシル酸について解説していきます。
グリオキシル酸とは
今髪質改善で一番使用されている薬剤ではないでしょうか。グリオキシル酸はまだ細かい事が分かっていない、謎が多い成分です。
2000年代にブラジルで発祥し、その後欧米で大ヒットした【ブラジリアンブローアウト】(ブラジリアンストレート、ケラチンブローアウト等と呼ばれている事もあります)というメニューが存在します。ブラジリアンブローアウトはその名の通り、外国人のクリクリ・チリチリの髪の毛でもキレイなストレートヘアに出来るという魔法のようなトリートメントです。パーマ液のような還元成分や、アルカリ成分も一切入ってなく、効果も2~3か月は持つ、髪にダメージが無い【トリートメント】として大ブームを巻き起こしたようです。
だがしかし!このトリートメントにはある大問題が一つありまして、仕上がりは申し分ないようなのですが、施術工程の中で髪の毛をブローやアイロンを入れる際に発生する煙の中に、ホルムアルデヒドという人体にかなり有害な煙が発生するようです。
ホルムアルデヒドとは
人体へは、濃度によって粘膜への刺激性を中心とした急性毒性があり、蒸気は呼吸器系、目、のどなどの炎症を引き起こす。皮膚や目などが水溶液に接触した場合は、激しい刺激を受け、炎症を生ずる。ホルムアルデヒドはWHOの下部機関である国際がん研究機関によりグループ1の化学物質に指定され、発癌性があると警告されている。
そんな危険な物質に代わって「髪質改善」に使用され、注目されてきているのが、【グリオキシル酸】です。
グリオキシル酸は、髪の毛に塗布して、時間を置いて一度流し、乾かして水分を飛ばす事で、髪の毛の中に新しい結合を作り、乾かしただけでもまとまりやすい髪質になります。
また、酸性の力でキューティクルを閉じる事により、髪の毛にツヤがでて、フワフワ広がりやすい毛質は収まりやすくなり、毛先のザラザラ手触りが悪い部分はツルツルになります。
施術工程の中で、ドライヤーで乾かして、ストレートアイロンで最後に余分な水分を飛ばす事で完結するので、【酸】のトリートメントと【熱】を加える事から、
【酸熱トリートメント】
と呼ばれるようになりました。
酸熱トリートメントが失敗する理由
酸熱トリートメント剤には、酸度(酸性の強さ)
酸剤濃度(%)の数値があります。
この数値のコントロールが
酸熱トリートメントの成功と
失敗を大きく左右します。
大手メーカーでも、この濃度が非公開の商品を売っていたり、
多くの美容師さんはこの数値を知らないで施術しています。
それが髪質改善、酸熱トリートメントの最大の危険性な部分です。
ほとんどの美容師さんはアルカリでのダメージを過剰にアピールしますが、
毛髪科学の世界では酸性でのダメージの方が危ないというのが現在の見解です。
アルカリ性での施術(パーマ、カラー、 縮毛矯正)よりも
振り幅が狭い酸性での施術(酸熱トリートメント、酸性ストレート)の方が
繊細に施術しないと絶対に髪の毛はやばくなるという常識があります。
酸熱トリートメント どんな方が傷みやすいの?
ずばり!
ブリーチをして髪の毛がダメージしている方!
縮毛矯正をしてダメージしている方!
このパターンは髪質改善をすると失敗しやすいです
あとは、毎日コテやアイロンで髪の毛を巻く方も髪の毛が硬くなってしまう傾向にあるので要注意!
髪質改善トリートメントの良いところ、悪いところ
ここまででなんとなく髪質改善トリートメント(酸熱トリートメント)の失敗についてわかってきたと思います。
ここで髪質改善トリートメントのメリット/デメリットについてお話しておきます。
〜 髪質改善トリートメントのメリット 〜
・髪の毛を擬似的に健康毛に近づけられる
・よわ〜いクセなら伸びるかも
・使いこなせれば弱酸性でも施術できる(安心)
〜 髪質改善トリートメントのデメリット 〜
・美容師さん次第で成功失敗の差が激しい
・施術の合う髪質が少ない
・カラーが濁る
・毎日のアイロンとの相性×
髪質改善トリートメントで失敗しないために
施術したい髪質改善が酸熱トリートメントの場合は、しっかりコントロールして
施術してくれるそうな美容師に施術してもらうと言うことがおすすめです!
実際に髪質に髪質に悩み髪質改善を体験している私だからお伝えできることがあります。
当店の髪質は髪質に合わせた薬剤選定、
ツヤツヤに髪質改善ができる工夫と知識、技術力が備わっています!
【劇的】Before→After/しっかりすればここまで変わる!
本当にこんなに変わるの?!
って思った方。
だまされたと思って是非NOISMで試してみるべきです!
髪質改善メニュー/価格について
NOISMでも様々な髪質改善メニューをご用意しております。
全て税込表記になります。
- 髪質改善トリートメント¥9900
- 髪質改善トリートメント+カット¥12100
- 髪質改善トリートメント++カラー¥14300
- 髪質改善トリートメント+カット+カラー¥15400
- 髪質改善ストレート¥15400
※リンゴ幹細胞溶液のトリートメントに変更される際は+4400円で可能です。
ご予約方法について
ご予約方法についてご案内いたします。
HOTPEPPERBeautyからのご予約⬇︎
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自分に合うメニューがわからない方⬇︎
是非一度お試し下さい!!