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サロントリートメントと市販のトリートメントの違いとは?
水田 好穂子
2021.02.05
綺麗で艶のある髪を健康に保つために必要なトリートメントですが、正直サロントリートメントと市販のトリートメントの違いってわからないですよね・・・
なので今回はサロントリートメントと市販のトリートメントの違いや効果について紹介したいと思います!
サロントリートメントと市販のトリートメントの違い
髪質やダメージなどお客様のお悩みに合わせて使うトリートメントですが、サロントリートメントと市販トリートメントはそれぞれ違います。
どんなところが違うのか、基本的に大きく違うのは次の3つです。
“種類の多さの違い”
まず一つ目は、トリートメントの種類の多さです。市販のトリートメントは同じメーカーでも2種類程が多いと思います。サロントリートメントはメーカーにもよりますが多いところだと10種類程出しているメーカーもあるため髪質や髪の毛の悩みに合わせて組み合わせたり選ぶことができます。
“価格の違い”
サロントリートメントと市販のトリートメントのものの違うところは価格です。サロントリートメントの方が高く市販のトリートメントの方が安いです。トリートメントに含まれている成分や効果の違いからどうしてもサロントリートメントの方が価格が高くなります。メーカーや種類によっても価格は変わりますが、サロントリートメントはなかなか手が出せず市販のトリートメントを選びがちな方も多くいるのではないでしょうか。
“仕上がりの違い”
最後は、仕上がりの違いです。サロントリートメントと市販のトリートメントは含まれている成分が違うため仕上がりにも違いが出てきます。サロントリートメントはしっかりと保湿効果のあるものが多いためタオルドライ後もしっとりしています。市販のトリートメントはつけて流すと指通りが良くなりますが、タオルドライをするとパサつきが出てしまいやすいです。
市販のトリートメントのメリットデメリット
では、サロントリートメントをオススメする中で市販のトリートメントを使うことでどうなるのか気になると思います。市販のトリートメントも悪いところだけではないため、メリットとデメリットを紹介していきます。
“メリット”
市販のトリートメントのメリットは価格です。
メーカーによって様々ですが、安いもので500円〜1000円ほどで購入できるものがほとんどです。中には1000円以上するものもありますが、美容室のトリートメントと比べると手頃な価格で買うことができます。また、ドラッグストアなどで販売しているためいつでも気軽に買うことができます。
“デメリット”
市販のトリートメントに入っている成分はサロンのものと比べると仕上がりの質感は下がってしまいます。
価格を抑え一度にたくさん生産するためサロントリートメントと比べると差が出てしまいがちです。
また、メーカーはたくさんあっても種類はだいたい2種類ほどしか出していないメーカーが多いため自分の髪の悩みや髪質に合ったものを見つけるのが難しいことが多いのではないでしょうか。
サロントリートメントのメリットデメリット
次にサロントリートメントのメリットとデメリットです。市販のトリートメントを使う方がたくさんいるということは、サロンのトリートメントにも多少のデメリットがあるはずです。
“メリット”
一番のメリットはやはり仕上がりの効果です。サロンのトリートメントは成分がいいものがたくさん含まれています。トリートメント本来の目的である髪の毛の状態を整えるために必要な水分、油分、栄養分がバランスよく含まれているため仕上がりでも違いを実感することができます。また、種類がたくさんあるため一人一人の髪質に合ったものを選ぶことができます。
“デメリット”
サロントリートメントできになるのが価格という方は多いのではないでしょうか。
サロンでトリートメントを買うと市販のものに比べると基本的には高いです。含まれている成分の違いや生産方法の違いによってどうしても価格が上がってしまいます。また、いつでも気軽に買える市販のトリートメントと違って美容室でしか買うことができません。どうしてもすぐに欲しい場合や取り寄せになってしまう場合もあります。しかし価格が高く美容室でしか買うことができないトリートメントだからこその仕上がりを実感できます。
ダメージの進行が気になるときはプロに相談を
あまりにも傷みが進行している髪は、美容師におまかせしましょう。
まず、美容師にまかせると、自分の髪の毛の状態を詳しくチェックし、教えてくれます。
美容師は髪の毛の医者のような存在でなので、髪の毛の状態にあったヘアケアをしてもらうことができます。
施術をしてもらう前に、自分の持っている髪の悩みなんかも話しておくと、より思い通りの仕上がりになることでしょう。
ダメージが進行している髪の毛の状態というのは、髪の毛を保護するためのキューティクルがはがれ、中のたんぱく質や油分が流れ出てしまっている状態をいいます。
たんぱく質は髪の毛の主成分なので、かなり重要なものです。これを補給するには、美容院のトリートメントでしか補給できません。
スカスカになってしまったところにタンパク質を入れ、しっかりと繋ぎ止めて、必要最低限のコーティングをする。これがプロの仕事です。
でもそれなら、その薬剤を自分で塗ればいいのでは?と思いがちですが、それは間違いです。
有効成分を入れ込むやり方にも、美容院によって様々なやり方があり、それが仕上がりの差になります。
しかも、プロは髪の毛の状態をチェックしながら行うわけなので、必要なところに必要なぶんだけ補給します。やりすぎというのもよくないのです。
色々な髪の悩みにあわせて、塗布量を変えたりカスタマイズを行って、トリートメントをしていきます。
美容院のトリートメントは市販のトリートメントと比較して多少のお金はかかりますが、自分の髪の毛の状態にあわせてケアをしてもらえるなんて贅沢ですよね。
ダメージによるパサつき、くせやうねりによるひろがり、ボリュームダウンなど、どうしても気になる、どうにかしたい!という思いがあるかたは、美容師に相談するのも良いと思います。
家でのケアアドバイスをもらえることもあるので、聞いてみるといいでしょう。
自分の悩みに合ったトリートメントを
髪の毛の悩みはたくさんあります。自分でトリートメントを選ぶ場合、どのようなことに気を付けて選べばいいのでしょうか。
まずダメージが気になる方は、タンパク質(ケラチン)補修とかかれているものや髪の毛を柔らかくする効果がかかれているものを選びましょう。
キューティクルがはがれて、髪の毛の中身であるタンパク質を補給することで、しっかりとした軸をつくることができます。熱ダメージの場合は、髪の毛が硬くなってしまっている状態です。なので、軟化成分を配合しているものをえらぶと、ごわつきが軽減されますよ。
ダメージは毛先から進行していきますので、手に取ったらまず毛先から塗布するようにしてください。
毛先に一番多く塗布して、ダメージを補修しましょう。
ダメージ補修といっても、一度ダメージしてしまった髪が元通りになることはありません。しかし、今以上にダメージを進行させないために、しっかりケアしていくことが大切です。
次に、うねりやくせでひろがりが気になる方はしっとりタイプを選ぶと良いです。
しっとりタイプには、保湿をしてくれる成分がたくさん入っています。水分バランスが乱れた状態の髪を、ちゃんと保湿することで、うねりやくせを軽減することができます。
そうすると、広がりも自然とおさまってくれます。しっとりさせたいからといって、根元付近からつけたり、大量に付けることのないようにしてください。
きっちり洗い流すことも重要なポイントです。
最後に、根元の立ち上がりやボリュームダウンが気になる方は、エイジングケアと書かれているものを選びましょう。
基本的に、エイジングケアというものは、ハリコシをアップしてくれる成分をプラスしています。シャンプーとセットで使うと、根元の立ち上がりにも効果を実感できます。
軽くふわっとした髪の毛を手にいれましょう。
ボリュームが欲しい方が、保湿重視のトリートメントを選んでしまうと、毛先がベタつき、重たくなってしまい、ペタッとした印象になってしまうので、注意してくださいね。
ボリュームアップにはベッドマッサージなども有効なので、あわせてトライしてみてもいいですね。
最後に!!
今回は多くの人が気になっているサロントリートメントと市販のトリートメントの違いを比較してご紹介しました。サロントリートメントの方が効果は長く持ちますので、きれいな髪の毛を維持したい方はぜひサロントリートメントをしてみてください。
市販のトリートメントを使用している方は自分の髪質、悩みにあわせて適切な商品を選んで、美髪を手にいれましょう!